2010年01月17日
振り子揺れる
ゆら ゆら と
ふわ ふわ と
しと しと と
ふりこ ゆれる
あおぞらに ふりこ
ゆれる
何かを埋める為に芸術をしていた時期があった。
欠落がなければ芸術ではないと思っていた時期があった。
欠落の深みに沈み挑むことこそ芸術だと思っていた時期があった。
真直ぐに深淵に向かっていると思った。突き抜ければ、変われると。
思っていた時期があった。
欠落はすぐ傍らにあった。だから、
それだけでよかった。
意図に縁をかけて、振った。
振り子は往った。
Posted by ギマ at 22:09│Comments(0)
│散文